ものくろ日記

テーマはないよ。書きたいことだけ。

テレビのインターネット配信についての違和感

テレビ離れというのはよく言われることだが、TVer等のインターネット配信サービスでテレビ番組を見ている人は案外多いのではないだろうか。一昔前は、TVerのUIは結構酷くて使い勝手が悪い印象であったが、それも随分改善され、「後でTVerで見ればいいか」という感じでリアルタイム放送を見なくなった人も結構いるのではないかと思う。そういう意味ではテレビ離れは確かに進行しているのだろう。

インターネット配信(ここでは、地上波テレビで放送された番組が、インターネットに配信されているものを指す)を見ていて、違和感・ストレスを感じる点がある。「権利の関係でお見せできません」のようなメッセージが映り、番組の一部の映像・音声が途切れる現象である。

映像・音楽ともに、インターネット配信のためにはテレビとは別の契約を権利元と結ぶ必要があり、余計な予算がかかる、ということなのだろう。まあそれはわかる。特にTVerは無料配信だし、贅沢は言わないでおこうと思っていた。

ただ、この状況が一向に改善される気配がない。TVerのサービスが開始したのは2015年で、約7年間続くサービスである。2022年には月間再生回数が2億5000万回を超え、アプリの累計ダウンロード数は5000万を超えるという。TVerでの再生回数が番組の存続に影響するというような話も聞く。また、当然ながらTVerではCMが流れるわけで、その分の広告収入は余分にあるはずである。地上波ではないからという理由で、資料映像・音楽が使えないということは本当に当然なのだろうか。番組によっては、相当内容が歯抜けになってしまい、もはや番組として成立していないのではないか?と思うようなことさえある。

サービス開始から7年、TVerで配信しない番組もあるものの(アメトーーク!等)、多くの番組はTVerで配信することを前提としているのだと思う。そうだとすれば、番組作りもそれを前提としても良いと思うし、逆にTVerで配信する場合に権利上の制約があり、番組の質を担保できないのであれば、配信しないという選択肢もあるのではないか。配信するのであれば、視聴者に無駄なストレスを感じさせないようにするということを、制作側にはもう少し意識してもらいたいと思う。